美爪のためのネイルケア・セルフケアとは?

ネイルケア、普段からされていますか?

肌のスキンケアには熱心に取り組んでいるけれど、指先のケアを怠っている方は多いのかなと思います。

自身の美しさを求めるなら、爪を含めた体全体のケアが必須です。

今回は美爪を手に入れるためのセルフケアについてご紹介します。

美爪のための基本的なお手入れ方法とは?

ネイルケアがしっかり行き届いていないと、爪の縦じわやひび割れ、指先のささくれや甘皮の剥がれなどが目立ってしまいます。

指先は実は予想以上に人目に触れる部位であったりします。

だから、他人に傷んだ指先を見せるのは恥ずかしいですし、それゆえにいつでも美しい爪を維持しておきたいものです。

今回は、美爪を保つための基本的なお手入れ方法をご紹介します。

爪切りはしない

普段、爪が伸びてきたら爪切りで爪を切っていませんか?

実はこの爪切り、美爪にとってはNG行為なんです。

爪切りは合わせ刃で、爪を挟んで切り離してしまいます。

パチンと音がすることからも分かる通り、まさに「プチッ」と切り離してしまっているわけです。

爪は1枚のように見えますが、背爪、中爪、腹爪の3層構造からなっています。

無理に爪を切り離すと、爪の一部が剥がれたり(二枚爪)、爪が割れたりといった原因になります。

爪を切った後にヤスリをかければ切り口はなめらかになるかもしれませんが、見た目はガタガタで美しさはゼロになってしまいます。

だからこそ、爪が伸びてきたら、美爪のためにはネイルケア専用のやすり(エメリーボード、バッファー)を使って少しずつ削っていくことが大切です。

保湿は必ず行う

実は爪も皮膚の一部であったりします。

というのも、爪は肌表面にある角質が変化して固くなったものだからです。

なので、肌が乾燥するのと爪も乾燥するのです。

この乾燥こそがささくれ、甘皮のめくれなど爪トラブルの原因となるのです。

ここ最近は、手洗いや消毒などをすることが増え、特に指先は乾燥しやすい状況なのです。

爪をこまめに保湿していくことが、美爪となるためにすべきことです。

自分でできるネイルケアの方法とは?

美爪のためには「爪切り爪を切らない」「爪を保湿する」ということがわかったら、次は美爪のためにすべきことご紹介しますので、日々の習慣に取り入れていきましょう。

STEP①:爪先を切らずにやすりで整える

まず、爪は爪切りで切らずに、爪専用のやすりなどで整えましょう。

使用するもの①:エメリーボード(ネイルファイル)

爪を整えるのにあたって使用する爪専用のやすりです。

薄い板状なので、爪の削り方が身につきやすく、爪を削りすぎてしまうことを防止できます。

エメリーボードは、さまざまな目の粗さ(グリッド)があります。

目が粗いのは100グリッドくらいであり、目が細かいのは180グリッドくらいです。

爪をかなり削る必要がある場合は、150グリッドまでのエメリーボードを選ぶといいでしょう。

微調整で削るときは、180~220グリッド程度がおすすめ。

自分に合ったやすりを選んでいきましょう。

使用するもの②:バッファー

バッファーとは、爪にちゃんと合う柔らかいスポンジ状のやすりのことをいいます。

バッファーを使うことで、爪の表面を滑らかにできたり、エメリーボードで削った爪先をきれいにしたりするために使用します。

爪先の整え方

①爪にエメリーボードを当て、好みの形になるまで削ります。
②バッファーを使用して、爪先や爪の表面を滑らかに仕上げます。
どちらの方法でも、爪を削りすぎないように注意し、薄くしたり弱くしたりしないようにしましょう。

STEP②:ささくれ・甘皮をきれいにする

爪先をきれいに整えたら、次はささくれや甘皮を整えましょう。

使用するもの①:メタルプッシャー

メタルプッシャーとは、甘皮を処理するための道具で、硬くなった甘皮を持ち上げて除去することができます。

金属製のものは、爪に傷をつけてしまう可能性があるため、初めて使用する場合はプラスチック製のものを使うことがおすすめです。

使用するもの②:キューティクルニッパー

キューティクルニッパーとは、甘皮やささくれを処理するための道具で、精密な処理が可能です。

しかし、深く切りすぎると出血の危険性があるため、注意が必要です。

使用するもの③:キューティクルリムーバー

キューティクルリムーバーは、かたくなった甘皮をほぐしてくれます。

ただし、これはハンドクリームを代わりに使用するでもOKです。

ささくれ・甘皮の処理の仕方

①硬くなった甘皮を柔らかくするために、30〜40度のぬるま湯を用意します。
②キューティクルリムーバー、オールモイスチャライジングクリーム、またはハンドクリームなどを甘皮に塗り、指先を10分ほどぬるま湯につけます。
③甘皮が柔らかくなったら、水気を拭き取り、再びキューティクルリムーバーを塗ります。
④メタルプッシャーを爪にていねいにあてて、甘皮をカットしやすいように押し上げます。
⑤キューティクルニッパーを使用して、甘皮やささくれをカットします。

甘皮やささくれを処理するときは、爪を保護するために生まれた甘皮も一緒にカットしてしまうことがあります。

見た目を優先するあまり、甘皮を取りすぎるのは避けましょう。

STEP③:保湿を行う

最後には、爪専用の保湿剤であるネイルオイルやネイルバームで保湿しましょう。

これによって、爪の乾燥を防ぐことができます。

ネイルケアを行う際だけでなく、毎日こまめに保湿することがおすすめです。

より美爪を追求するための、セルフエステをご紹介

美しく輝く爪を手に入れるために、健康な爪を育てることが実は重要です。

自宅でセルフエステを行うことで、血流を促進することができ、爪に必要な栄養素が細胞に行き渡りやすくなります。

ネイルオイルやカットクリームなどの保湿ケアの際に、自宅エステをプラスすると良いでしょう。

エステ後は美容成分が浸透しやすくなります。

セルフエステの方法

爪のセルフエステで大事なことは、爪の根元にある爪母(そうぼ)を刺激することです。

これをすることで、美爪を育てることができます。

そのためには以下のやり方でで血液の流れを促して栄養をしっかり届けましょう。

①爪と指にネイルオイルやカーラリップクリームを塗る
②親指と人差し指で爪の根元を挟み、気持ち良い程度に力を加えて数回押す
③反対の指で、指の付け根から爪先に向かって指を動かしながら押す
④指の側面を反対の指で挟んで、指の付け根から爪先に向かって数回押す

ポイントは指を1本ずつ押すようすることです。

また、この方法はネイルケアの際だけでなく、日ごろから行うことがおすすめです。

セルフでネイルケアをするときの注意点

ここまで自分で行うネイルケアをご紹介しましたが、やるにあたって気を付けるべきことがございます。

セルフネイルケアの注意点①:爪を必要以上に削ってしまう

エメリーボードやバッファーを使用する場合は力の加減が難しく、過削りに注意が必要なので、やるときは気をつけましょう。

ポイントは、白い部分が残るように爪を削ること。

爪を横から見たときに、指先と同じ高さ(または、少し高め)になるようにするのが目安です。

セルフネイルケアの注意点②:甘皮をケアするときに、力をいれすぎてしまう

メタルプッシャーで力を入れすぎると、甘皮を過剰に取り過ぎてしまい、出血する可能性があります。

また、メタルプッシャーを使用する際には、爪表面が傷つくこともあります。

甘皮が硬い場合は、リムーバーを使ったり、お湯で柔らかくするなどの工夫をすることをおすすめします。

セルフネイルケアの注意点③:甘皮を切りすぎてしまう

甘皮を切りすぎると、指先が痛くなったり、出血することがあります。

また、甘皮を取りすぎると皮膚に雑菌が入りやすくなるので、注意が必要です。

甘皮は適度な量だけカットしましょう。

まとめ

今回は、美爪を保つための基本的なお手入れ方法をご紹介しました。

爪は硬くて頑丈ですが、傷つきやすく繊細でもあります。

過剰なネイルケアは絶対に避けましょう。

そして正しい方法でネイルケアを行い、美しい爪を保ちましょう。