チョコレート、みなさんはよく食べますか?
チョコレートは安価なものから高価なものまで様々で、新商品も絶えず発売されています。
贈り物としても、自分の小さなおやつとしても、年齢や性別を問わずに愛されています。
しかしながら、あなたはチョコレートには健康に良い効果があることをご存知でしょうか?
今回は、チョコレートが私たちにどれほどいい影響を与えてくれるのかについてご紹介します。
チョコレートの原材料とは?
チョコレートは、カカオ豆をペースト状にしたカカオマス、そのカカオマスから圧搾して得られる油脂であるカカオバター、そして砂糖でつくられています。
カカオ豆を砕いてすり潰し、そこに様々な成分を加えて冷やし固めたものが、普段私たちが食べるチョコレートです。
そのチョコレートに期待される健康効果はカカオの力によるものです。
カカオが持つ成分とは?
では、カカオに含まれる成分と期待される効果とはどのようなものでしょうか。
ここでは、主要の4つの成分をご紹介します。
カカオの成分①:カカオポリフェノール
カカオ豆に含まれる代表的な成分として知られるのは、このカカオポリフェノールかと思います。
ポリフェノールはワインや緑茶にてよく言われる成分ですが、実はチョコレートにも多く含まれています。
カカオポリフェノールの効果①:老化防止
年齢を重ねると避けて通れないのがシミやシワです。
老化は、活性酸素と抗酸化防御機構のバランスが崩れ、「酸化ストレス」が発生することによって引き起こされます。
紫外線や大気汚染など、酸化ストレスの原因はさまざまで、生活するうえで、酸化から逃れるのは容易ではありません。
こうした場合、役に立つのが抗酸化物質を含んだ食品です。
抗酸化力のある食品を摂取することで、体内の酸化ストレスの増加を予防することができます。
ポリフェノールだけでなく、アントシアニンやカロテン、セサミン、カテキンなど、多種多様な抗酸化物質が存在しています。
これらは果物や緑黄色野菜にも含まれており、さらに先に挙げたワインや緑茶にも含まれています。
バランスの良い食事を心がけ、様々な食材から適切な量の抗酸化物質を摂取することが大切です。
カカオポリフェノールの効果②:動脈硬化を防ぐ
カカオには、悪玉コレステロールの酸化が原因で起こる動脈硬化を防止する効果が期待されています。
カカオポリフェノールの効果③:血圧低下
カカオを身体に取り入れることで、詰まりがちで細くなった血管が拡張し血圧が低下するとされています。
カカオの成分②:オレイン酸
不飽和脂肪酸は、植物油に含まれる成分で、悪玉コレステロールの上昇を抑制するとされ、健康に良い影響を与えることが期待されています。
この成分は過酸化脂質の制御にも役立ちます。
カカオバターには、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸などが含まれています。
オレイン酸の効果①:太りにくい
カカオに含まれる脂肪分は、吸収されにくく、肥満の原因となりにくいとされています。
他の油と比較して同じ量で摂取しても、脂肪蓄積を抑える効果が報告されているため、太りにくいと考えられます。
オレイン酸の効果②:美容効果
オレイン酸は保湿性が高いため、肌や髪にとって効果的です。
カカオの成分③:リグニン
植物の細胞壁に存在する物質であるリグニンは、多くの食物繊維が「多糖類」であるのに対し、抗酸化物質であるポリフェノールと構造が似ています。
リグニンの効果:便秘予防
リグニンは人間の消化酵素によって分解されず、また酸やアルカリにも耐性があり、大腸でも消化されません。
そのため、便のかさを増やし、腸壁を刺激して腸内に残留した物質を排出する効果があり、生活習慣病の改善に役立ちます。
カカオの成分④:テオブロミン
カカオに含まれる苦味成分は、その植物の学名であるTheobroma Cacaoにちなんで「テオブロミン」と呼ばれます。
この名前は、ギリシャ語でTheoが「神の」、bromaが「食べ物」を意味することに由来しています。
テオブロミンの効果:リラックス効果
多くの人が、ほろ苦さと甘さが混ざったあの香りをたっぷりと嗅ぐと、幸せな気分になると思います。
この香りに含まれるテオブロミンは、幸福感をもたらす脳内物質セロトニンを増やし、気分をリラックスさせる効果があるとされています。
チョコレートを食べる際の注意点
ここまでチョコレートの良い効果をみてきましたが、食べるにあたって気を付けたいこともございます。
高カカオチョコレートを食べる
カカオの効果を最大限に引き出したい場合は、カカオ含有量の高い、カカオ純度が高いチョコレートを選ぶことがおすすめです。
ただし、純度が高くなるほど苦くなるので、苦手な方は無理をしないようにしましょう。
パッケージにはカカオの含有量が表記されているため、「カカオ○○%」の表示を確認してから購入することをお勧めします。
カカオ純度が高いチョコレートは脂質が増えるためカロリーが高くなりますが、甘みが少なくミルクや砂糖が控えめなため、糖質も少なくなります。
購入の際は、成分表を確認しましょう。
また、100%カカオのチョコレートには力強い香りがあり、脳をスッキリさせる効果もありますが、苦いので食べすぎには注意しましょう。
程よく甘くて健康的な摂取を続けるなら、70〜80%のカカオ純度のチョコレートが食べやすいかもしれません。
ちなみに、ホワイトチョコレートは、ココアバター、砂糖、乳固形分を原材料として使用おり、実際にはカカオは含まれていません。
苦味成分がないため、濃い茶色のチョコレートよりも甘く感じます。
なので、ホワイトチョコレートはたまに甘いものを食べたい時に食べるものくらいの認識がよいでしょう。
食べ過ぎに気を付ける
チョコレートに限らず、体に良いからといって同じ種類の食べ物を1つだけ食べていてはいけません。
体に良いチョコレートであっても、食べすぎると脂肪や糖分の過剰摂取になります。
また、チョコレートだけを食べていると、栄養不足やニキビや肌荒れを引き起こすことがあります。
ただし、これはチョコレートの糖分や脂肪だけが悪いわけではありません。
砂糖や脂肪であっても、正しい量を摂ることがとても大事、ということです。
塩や醤油、水であっても、大量に摂取すれば死に至ってしまいます
チョコレートは一気に大量に食べるのではなく、毎日少しずつ食べるようにしましょう。
まとめ
今回はチョコレートの良い効果についてご紹介しました。
チョコレートは正しく食べると、体にとって非常に良い食品です。
深く甘く響く香りとなめらかな舌触り、甘味と苦味のバランスがとれた味わいは、口に入れるだけでリラックスさせてくれるものです。
これは嗜好品であると同時に、良質な栄養素を含むものでもあります。
体の味方としてチョコレートを取り入れていきましょう!